ドルコスト平均法って本当にすごいのかい!?ってのを専門家が解説してみた
ドルコスト平均法の崩壊
ドルコスト平均法と呼ばれる投資手法をご存じでしょうか?
投資をかじっていればどこかしらで耳にするものかと思います。
「ドルコスト平均法でインデックスを買え。」
と私はよく耳にします。
これに本気でモノ申したいとおもいます。
①ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法とは、株が上がっても下がっても、毎月定額で投資するという手法です。
例えば毎月3万円株を買おうと決めます。
1月に1株1000円の株があったとします。この株を3万円分買うと、30株買ったことになります。
2月に1株1500円に値上がりしました。この時、3万円分買った場合、20株になります。
3月に1株750円に値下がりしてしまいました。この時、3万円分買った場合、40株になります。
毎月定額で買うことで、株価の高い時は少ない株数を買い、株価が低い時は多くの株数を買うことが可能になるわけです。
好景気で株高の時も、不況で暴落した時も、全く値動きのない持合い状態の時も、年がら年中毎月低額で株を買うということです。
株価は安い時に買って、高い時に売るのがセオリーです。
基本的には高い時に買うということはしません。
そして大体がインデックスを買えというアナリスト、ネット上のよくわからん人が多いです。
②インデックスとは
インデックスとは株のバリューセットみたいなものですね。
皆さん野菜の盛り合わせを考えてみてください。
盛り合わせの中には夏野菜も冬野菜も色んなものが入っています。
夏野菜は夏場は安くて栄養価も高いですが、冬場は高くて栄養価も低いです。
冬野菜はその逆ですね。
野菜は種類によって時期で値段も栄養価も変わります。
ここで、夏野菜も冬野菜も全部を盛り合わせにしたセットを毎月毎月買うと考えてみてください。
夏場に高くて栄養価の低い冬野菜欲しいですか?
冬場に夏野菜欲しいですか?
高いのに栄養価低いんですよ?
それがセットで押し込められてるわけです。
いらなくないですか?
そんないらないものが入ってるセット必要ですか?
野菜は旬に応じて選択して買っておいしく食べるのが醍醐味です。
株式投資も一緒です。
きちんと今が旬の銘柄を選んで買って、旨味を得るのです。
③人は楽したい!!!!
人は楽をしたいものです。
銘柄選びめんどくさいです。
毎月いくら買おうか、考えるのもめんどくさいです。
自分で注文を出すのもめんどくさいです。
これら全部思考停止して何も考えず毎月野菜盛り合わせ買っとけやというのがドルコスト平均法です。
確かに楽です。
楽ですがこの手法は株価が永遠に右肩上がりで上げ続けなくては意味がありません。
上で示した例をまとめると平均取得単価は次のようになります。
(1000円×30株+1500円×20株+750円×40株)÷90株
=90,000円÷90株
=1,000円
上記の例だと現状株価は750円のため、ここから1000円以上に上がらない限り損失は免れません。
今後750円から下がりに下がり続けたらどうなりますか?
ただのナンピン買いになり果てます。
どこかの大手金融機関がドルコスト平均法はナンピン買いとは違うと書いていましたが全力でドロップキックしたいです。
株価が高いところで買った株はもちろんのこと、安いところで買った株もマイナスです。
大損です。
ここ数十年、アメリカの株価は上昇し続けました。
今後30年間、上がり続ける保証はありますか。
その根拠は何ですか?
30年後あなたは何をしていますか?
冷静に考えてみてください。
思考停止してはダメです。
思考停止で楽して儲かる物はこの世に存在しません。
銘柄の選定方法や買いのタイミング、売りのタイミング、空売りタイミング、返済買いのタイミング。
きちんと学ぶことが大事です。
ちなみに「ドルコスト平均法」とネットで検索してみてください。
上に来るのはほとんど大手の金融機関の記事です。
要は”そういうこと”です。
”金融機関が”勧める手法なんです。
つまり金融機関だけにメリットがあり、我々消費者だけにリスクが乗っかるという手法です。
結論!!ドルコスト平均法はカス!!!!