ジョージオーウェルのSF小説「1984年」がこれからの世界を見るうえで参考になりすぎてヤバイ!
1949年刊行「1984年」ジョージ・オーウェル著
大規模な戦争が生じ世界は3つの超大国に分断され、常に戦争が起きているというのがこの物語における1984年の世界です。
また”思考警察”による思考の監視や、毎日の洗脳映像の視聴義務や、歴史の改ざん等により国民は国に支配されている、全体主義的な社会となっています。
そんな中で一人の青年が国家に疑問を抱き始め、反政府活動に惹かれるようになるというストーリです。
この小説の中で、現代社会を表し、そしてこれからの行く末を暗示しているかのようなフレーズがあったので取り上げてみました。
戦争は平和なり
なんともドスの利いたフレーズではないでしょうか!?
この後に続く要約は次の通りです。
「機械により、平均的な人々の生活水準が引き上げられ、全ての人間が短時間だけ働き、食料には事欠かず、エアコンも自動車もスマホも中には飛行機すら所有する世界が実現してしまう。
そして、こういった富の全面的な増加が一般的になると、富は一切の差異を生み出さなくなる一方で、権力は少数の特権階級が握っているという社会が想定される。
万人が等しく余暇と安定を享受できるなら、人口の大多数を占める大衆が学を身に着け、自分で考えることを学び、いずれ特権階級がなんの機能も果たしていないことを悟り、特権階級を転覆させる恐れがある。
階級社会は貧困と無知を基盤にしない限り成立しえないのである。
世界的な生活水準が引き上げられないように、物資の生産を制限し、大衆を貧困状態にとどめるということを実行したが、軍事力が低下してしまった。
問題は、世界の実質的財産を増やさずに、いかにして産業の車輪を回し続けるかということであった。
物資は生産されなければならないが、それらが分配されてはならないのである。
これを実現するには最終的に絶え間なく戦争を行う必要がある。」
というのです。
現代社会
日本は「緊急事態条項」や「9条改正」で戦争の準備でもしているのではないかと危惧されています。
アメリカはというとお金を刷り続け、負債が増え続け、産油はストップでインフレ。
さらに金利を引き上げて不況にするという愚行に走っています。
まさに、大衆の生活を苦しめながら戦争をしようとしてるのではないでしょうか!?!?
アメリカではバイデン大統領による不正選挙をめぐり、最悪の場合内戦勃発もありうると、「金持ち父さん貧乏父さん」の著者で有名なローバート・キヨサキ氏が述べています。
『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキ氏が、今後の市場の予想を訊かれての回答
— J Sato (@j_sato) October 15, 2022
「最良の場合で恐慌、最悪の場合で内戦」 pic.twitter.com/3TrpTnyrWh
近未来で本当に大規模な戦争が起きてしまうかもしれません。
資本主義社会の行く末が小説で書かれているような世界だとすると、とても残念でならないです。