ビッグマックが値上がり!?世界の最低賃金と物価を徹底比較!!
昨今、世界的にインフレが加速しており、その要因はバイデン政権の悪政によるものということを以前ブログにて取り扱いました。
詳しくは「アメリカのインフレと利上げ、株高について」をご覧ください。
物価が上がっているということは賃金も少なからず上がるもので、世界的にも過去最大の賃金の引き上げが行われています。
各国の最低賃金は次のようになっています。
イギリス 9.5ポンド(1567.5円)6.6%増
フランス 10.85ユーロ(1540.7円)2.7%増
アメリカロサンゼルス 16.04ドル(2149.4円)6.9%増
ドイツ 12ユーロ(1704円)
日本 961円 3.3%増
(2022年8月換算レート)
となっています。
しかし、物価上昇率より賃金上昇率が高くならなくては、庶民の生活は苦しくなります。
厚生年金保険料なんかも物価変動率が賃金変動率より高い時は国民の生活が苦しくなるため、賃金変動率をもとに優先、保険料を改定しています。
この物価上昇率と賃金上昇率を各国で整合性を保ったまま比較するために、共通のモノの価格基準が必要になります。
そこでよく用いられるのがマクドナルドのビッグマックです。(通称ビッグマック指数)
日本とアメリカを比較すると
アメリカ 710円
日本 390円 (2022年7月)
で、アメリカは日本の1.82倍です。
一方、最低賃金はアメリカは日本の2.24倍であったことから、日本の物価水準と賃金水準はアメリカより悪いということが言えます。
そして本日9月30日から日本のビッグマックの価格が410円に値上げされました。
390円から410円なので、+5.13%の値上げです。
2022年度の日本の最低賃金上昇率は前述のとおり+3.3%であったことから、より日本の水準は悪化したことになります。
しかし、アメリカのマックは常にレジに人がいないうえに不愛想でチップまで取られてさらに高くなります。(日本はチップもなくスマイル0円です。)
よくSNSでもニュースでも「日本はオワコンだ~」、「ダメな国だ~」と言っていますが、ここでワンピースの名言を引用しようと思います。
「失ったものばかり数えるな!!無いものは無い!!確認せい!!お前にまだのこっておるものは何じゃ!!!」
そうです。日本にはいいものはたくさんあります。
生活インフラは世界一です。
水道水を飲んでアメーバに脳を食われて死ぬようなことはありません。(アメリカはこれで2020年に死者が出ています。)
病院の費用もたったの3割負担です。(アメリカはそもそもの医療費が高く風邪で数万円かかります。)
日本人は世界一長生きです。時間は平等といいますが、日本人は世界一時間を保有しています。
銃乱射事件やテロも暴動もほぼ起こらず安全です。
メディアの日本ネガキャンで悲観することはないぞということを言いたいです。
日本にいるとメディアの影響で日本は悪い国だと悲観してしまいがちです。
世界で使用されるQRコードもLEDも交通ICカード技術も日本の発明です。
普段何気なく使っている交通ICカードは世界で唯一ハッキングされていない電子マネーです。
日本ってすごいんです。
外国人は日本のすごさをたくさん知っています。(海外メディアは中国びいきですが...)
メディアのネガキャンで悲観するのではなく、良いことを見つめなおすポジティブなことを考えていただけたらと思います。
このインフレと円安、株安はアメリカの利上げがどこまで行われ、そしていつまで続くかによります。
短期投資であればFOMCやアメリカ雇用統計の公表が行われるタイミングは静観すること。
長期投資であれば現状買いは禁物という状況です。